台風15号の進路によって今年2026年の開催が危ぶまれる中、2025年8月11日に予定されていた「江東花火大会2025」は、当日の強風の影響により、打ち上げ開始(19時10分)の約6時間前に急遽中止(順延なし)となりました。もし今年も中止になったら、、、と心配な方のためにまとめました。
中止に伴う主な「対応」
主催者側は、来場者の安全確保と金銭的なフォロー、そして区民への説明のため、以下のような対応を行いました。
- 迅速な情報発信と交通規制の解除: 午前11時01分に中止の可能性を事前告知し、午後1時08分に正式に中止を発表しました。それに伴い、予定されていた葛西橋周辺の大規模な交通規制や都営バスの迂回運転も即座に取りやめ、通常通りの通行を維持しました。
- チケットの全額払い戻し: 有料観覧席のチケット購入者に対し、チケットぴあ等の販売サイトを通じて9月5日までの期間で全額払い戻しの手続きを実施しました。
- ふるさと納税への対応: 有料観覧席の一部は江東区の「ふるさと納税の返礼品」としても提供されていたため、中止に伴う寄付者への代替対応などの事務手続きが個別に行われました。
- 事後の公式な経緯説明: 大会から約2ヶ月後の10月6日、江東区は公式な報告を実施。「東京都の煙火の消費の中断または中止に関する基準」に抵触する強風が吹き、花火を打ち上げる台船の出航や、安全確保のためのブイの固定ができなかったという、技術的および法令上のやむを得ない理由を詳細に説明しました。
- 花火大会中止による損害について 花火大会が直前や当日に中止になった場合、主催者側には非常に大きな損害(金銭的負担)が発生します。
- 費用の持ち出し: 花火の製造費・打ち上げ代金はもちろんのこと、事前の会場設営費(観覧席や仮設トイレの設置など)、当日の警備員の配置費用、事前の広告宣伝費など、開催に必要な多額の費用はすでに発生してしまっています。
- チケット代などの返金: 有料観覧席のチケット代は、開催前に中止となれば原則として払い戻しが行われます。ただし、大会がスタートした後の「途中中止」の場合は、払い戻しされない規定を設けている大会が多く見られます。
- 損失の補填(興行中止保険): これらの甚大な損失をカバーするため、一般的な大規模イベントでは事前に「興行中止保険」に加入しています。悪天候などでやむを得ず中止になった場合は、この保険金から損失の一部または全部が補填されます。しかし、全額がカバーされない場合などは、主催する自治体や実行委員会が数千万円から数億円規模の赤字を負担することになり、大きな財政的ダメージとなります。
- 事前に中止が決まり、まだ設置されていない場合 まだ業者の火薬庫で保管されている状態であれば、近隣で行われる他の花火大会で打ち上げられたり、適切な環境で保管して翌年の大会へ持ち越されたりすることが一般的です。
- 筒にセットしたものの、雨に降られなかった場合 すでに打ち上げ用の筒にセットされた後に強風などで急遽中止になった場合、花火師たちが大急ぎかつ慎重にすべての花火玉を手作業で筒から抜き取って回収します。花火は法律によって厳重に管理されているため、そのまま放置することはできず、その日のうちに必ず業者の火薬庫へ持ち帰らなければなりません。状態が良いものは、別の機会に再利用されます。
- 雨などで濡れてしまった場合(廃棄処分) 花火は極端に湿気に弱い繊細な作りをしています。急なゲリラ豪雨などで導火線や火薬が少しでも湿気てしまうと、暴発や不発のリスクが高まり非常に危険なため、原則として再利用はできません。濡れてしまった花火玉は、水に漬けて完全に火薬をふやかし無効化した上で、安全な施設で焼却処分(廃棄)されます。悲しいことに、この廃棄処分自体にもさらなる追加費用がかかってしまいます。
損失額(損害)について
具体的な損失額(赤字額)については、江東区や実行委員会から公式には発表されていません。
しかし、当日の午後になってからの中止決定であったため、以下のような費用がすでに発生しており、多額の損失が出たと考えられます。
- 設営・人件費: 会場設営、事前の台船準備、当日の警備員の配置費用などはすでに全額発生しています。
- 返金に伴う手数料: チケットの払い戻しにかかるシステム手数料や事務手続のコスト。
- 花火玉の取り扱い: 筒に込めた花火玉の回収作業費や、状態によって再利用できない場合の廃棄費用。
大規模イベントでは「興行中止保険」に加入しており、損失の一部は保険金で補填されるのが一般的ですが、すべての経費をカバーできるわけではなく、主催者にとって痛手となったと推測されます。
用意された「花火玉」はどうなるのか?
大量に用意された花火玉の行方は、「中止が決まったタイミング」と「花火玉が水に濡れたかどうか」によって運命が分かれます。
- 事前に中止が決まり、まだ設置されていない場合 まだ業者の火薬庫で保管されている状態であれば、近隣で行われる他の花火大会で打ち上げられたり、適切な環境で保管して翌年の大会へ持ち越されたりすることが一般的です。
- 筒にセットしたものの、雨に降られなかった場合 すでに打ち上げ用の筒にセットされた後に強風などで急遽中止になった場合、花火師たちが大急ぎかつ慎重にすべての花火玉を手作業で筒から抜き取って回収します。花火は法律によって厳重に管理されているため、そのまま放置することはできず、その日のうちに必ず業者の火薬庫へ持ち帰らなければなりません。状態が良いものは、別の機会に再利用されます。
- 雨などで濡れてしまった場合(廃棄処分) 花火は極端に湿気に弱い繊細な作りをしています。急なゲリラ豪雨などで導火線や火薬が少しでも湿気てしまうと、暴発や不発のリスクが高まり非常に危険なため、原則として再利用はできません。濡れてしまった花火玉は、水に漬けて完全に火薬をふやかし無効化した上で、安全な施設で焼却処分(廃棄)されます。悲しいことに、この廃棄処分自体にもさらなる追加費用がかかってしまいます。




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